春の歌

平気な顔でかなり無理してたこと


叫びたいのに懸命にほほえんだこと


朝の光にさらされていく


忘れかけた本当は忘れたくない


君の名をなぞる。


聞き慣れた歌が声がこんなに優しく響いていたなんて思わなかった。


頑張りましょう。とかけられる言葉に
必死に応えたくて張りつめていた糸が

ゆるんでいく気がした。


涙がひとつぶ流れ落ちた。


春の歌/テクテク

春の歌/テクテク